後書き

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 ここまで閲覧いただきありがとうございます。  この二人の話を思いついたのは今年の二月、三月の事でした。  みる香に友達がいない事、最後に本名を明かす事、記憶を消す事は最初から決めていたのですが、物語を執筆していく最中に様々なエピソードを思いつき、今の二人を作り上げることができました。  みる香ははじめはもう少しか弱いイメージを持っていたのですが結構遠慮せず物事を言う性格になりました。  執筆をしていく中でこの二人に対する愛着も湧きました。今では自分の生み出した大切な二人です。  執筆を始めたての頃はみる香に友達を作ってあげずにバッドとの熱い恋だけを唯一得られる、みたいな展開も一つの案として考えていたのですが結果的にみる香にはバッドとの恋だけでなくたくさんの友達もできました。恋と友情は別物ですからこれで良かったと思ってます。  補足をこの場でさせていただくと、みる香にとって初めは自分が第一でした。それはバッドも同じです。  ですが、物語が進むにつれて最終的にお互いの一番は自分ではなくお互いになります。  大切な存在って無意識に『◯◯と私』と言ってしまうように、自分を後にする所が素敵だなと思うのでこの作品でそれを表現したく、一話を『私とバッド君』最終話を『バッド君と私』にしています。  作中でも最後はみる香とバッド君(一琉)ではなくバッド君(一琉)とみる香という表現に変えています。  それともう一つ補足なのですが、天使の本契約は髪の毛への口付けと共に契約を宣言する事で成立する形式ですが、契約の解除には特に口付けの儀式は必要ありません。  本人の目の前で契約の解除を宣言するだけで儀式は完了します。  何が言いたいのかというと、バッドはみる香の手の甲に口づけを落としながら契約を解除する必要などなかったという事です。ただ自分がそうしたかったからみる香の手にキスをしています。  それを説明しきれなかったので恐れ多くもこの場で補足をさせていただきます。  二人の後日談を近い内に公開する予定ですので新たに恋仲となったこの二人に興味がある方は是非そちらも読んでいただけますと幸いです。  ただ後日談はラブラブな二人を書きたいのでレーティングマークを付けさせていただきます。予めご了承下さい。  執筆する時間がとても楽しく、二人のことを考える時間はたくさんありました。この二人を大好きになっていただけたのなら、作者冥利につきます。  閲覧、スター、本棚への追加、ページスタンプ全て創作の励みになりました。ありがとうございます。最後にここまでお読みいただき、本当に感謝します。       2022年12月9日 星分芋 追記  2022年12月16日にリニューアルを行いました! 以前までは一ページの文字数が多かったのですが、一ページあたりの文字数を調整し逆にページ数を増やしました。内容自体は変わりませんが、少しでも読みやすくなっていましたら幸いです。 ●下記の作品は現在連載中の作品です。もし興味がありましたら是非ご覧いただけますと幸いです。 『王子と姫を当てはめて』 →【https://estar.jp/novels/26159803】 『推しCPの女の子に転生してしまい解釈違いすぎて困ります』 →【https://estar.jp/novels/26089221
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