いつか滅びゆく夏に横たわる愛に似たなにか

私と菖之弼は、いつかどちらかがどちらかの葬式に出ることになるだろう。そのあとで私たちは、こんなふうにどこかで氷を食べる。

蝶子

恋愛 完結
45分 (26,597文字)

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あらすじ

 生まれたときから私の傍にいた従兄の菖之弼。私たちは恋人でも夫婦でもない。ただ、愛に似たなにかで結ばれている。とある男女の数十年間と、いつかは滅ぶ気怠いこの夏の午後。

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公開日 2022/12/9