雨が止んだら

少女は、生きる時間の異なる竜に、きっと恋をしていた。それは、いつか霧散してしまう滝から流れ出た水のような想い。

青柳ゆうすけ

5分 (2,641文字)
異種恋愛ハイファンタジーです。静寂の中、時間の流れが異なるふたりの感情を噛みしめるように読んでくれると嬉しいです。

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あらすじ

 年中雨が降り続く深い山の中、頂が霞むほど遥かに高く険しい崖の上に一匹の老竜が住んでいた。  身体が岩と同化してしまうほどに長い時を生きる竜である。  木の葉が擦れる音、風が崖に沿って舞い上がる音、そ

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