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妄コン「染まる」の受賞作品の感想です。
作品はこちらから読めます。
https://estar.jp/official_contests/159699
【準大賞】
『すべてなかったことにして』 瀬璃 様
書道部の青春をテーマにした作品です。
書道ということで、墨に「染まる」というわけです。
この色から想像されるエンドは、やはり「黒」ということで……
というか、題名からして、バッドエンディングであることは明らかですよね。
私は書道には詳しくないので、この作品を読んで書道のコンテストの実際が分かって、とても勉強になりました。
(私は吹奏楽部だったので、吹奏楽コンクールについては詳しいです^^ 部活の思い出を小説にしてみました。ご興味があれば読んでいただけると嬉しいです)
https://estar.jp/novels/26003351
おっと、受賞作品の感想文なのに、自作の宣伝をしてしまいました^^;
本題に戻ります。
作品を読み終わってから、もう一度、登場人物の性別を確認してしまったのは私だけではないはず。
途中、北海道のお土産の「マルセイバターサンド」が登場します。
はい、これ、銘菓ですw
六花亭という、北海道でも老舗の超有名店のお菓子なのですが、この作品に出てくる通り、レーズンが苦手な人でも食べられるお菓子なのです。
パッケージデザインも、長年の歴史を象徴するクラシカルなデザインになっています。
北海道のお菓子は「白い恋人」が有名ですが、六花亭のお菓子もとってもおいしいのでオススメですよ~
あ、また話がそれてしまった💦
閑話休題。
この回の妄コンのテーマは「染まる」でしたが、この作品は、染まるの要素は弱めです(墨を落として作品が失格になり、自分の青春が黒く染まったというオチにはなっていますが)。
私としては「レーズンの味」の方が気になりました^^;
先生が買ってきた北海道のマルセイバターサンドのレーズンはおいしかったけど、ラストで食べたリンゴケーキのレーズンはまずかった、というところが印象的でした。
書道のコンクールというあまり描かれない世界を書いた斬新性と、青春ストーリーとが見事にマッチした素晴らしい作品でした。
* * * * *
ところで、妄コン「染まる」の大賞作品と準大賞作品、両作品とも「黒」に染まり、バッドエンドなのですね💦
一方、私の作品は『白く染める』でハッピーエンド。
むむむ……
私も黒染めでバッドエンドにすればよかったのか……
なんてね。
次回も、妄コン「染まる」の感想です。
お楽しみに!!
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