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「多分。今はいいや。後でかけ直すよ」
“あの人”で通じるケント君。
必死に相手に合わせずに済む“友達”は便利だな。
……便利って。言い方よ。
ちょいちょい、自分の性格の悪さが際立つ。
「あ、そういえば今日、モールのスーパーで皐月君とお母さんと会ったのよ」
「珍しいね」
「暫く立ち話してたんだけどね。詩菜、皐月君って彼女、いるの?」
「私は知らないよ。皐月君のお母さんから聞いてって言われたの?」
「あはは。かる~くね、詩菜とユウダイ君の話をしたら、うちはどうなんだろう? って」
慌てる詩菜とお母さんの平和な空気に、ホッとする。
挿絵:as 様 / 惡意 様
今宵。様
X:@AIpic8888 / @xxas8888
@748cm / @256ki_
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p.287
第三章『原詩菜と飴玉』と同じシーンになります。
https://estar.jp/novels/26216131/viewer?page=287
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