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皐月・一葉
和歌一首…皐月・一葉
晴れやらぬ濁りし憂き世生きしかは青空澄みし皐月に生(あ)れしを
詞書:この和歌はツイッターで映画『にごりえ』(樋口一葉原作/今井正監督/文学座・新世紀映画社)が1953年にポーランドで上映されたと、そうツイートされていたので、思わずそれに自作の和歌を添えて返信したものです。「…往時はどんな反応だったのかなあ?興味深々」というコメントも添えて。一葉と聞けば居ても立ってもおられず返信したのでした。その日は5月2日で一葉の誕生月も5月・皐月でしたから上記の和歌を詠んだ次第です。それにしても主演の淡島千景はお力(畢竟一葉自身)の鬱屈をよく演じているように見えますね、下の写真を見れば。👍
※一葉恋慕の余りに書いた我が拙作です。↓ 「一葉恋慕・大森編」
https://estar.jp/novels/25217382/viewer?page=1
お力役・淡島千景(ネット上から拝借)↓
和歌一首…雑歌137.望月
薄雲の月にかかりていち黒く妹の眉とて笑みの浮かぶも
詞書:月の前に薄雲がかかりとても風情がある。月齢を調べたら今夜は満月だった。樋口一葉の詠んだ歌と大伴坂上郎女(おほとものさかのうへのいらつめ)の歌が思い出されて何やら良し。😀
その一葉の和歌:なかなかにただよふもまたおもしろし月の前ゆく空のうきぐも
郎女(いらつめ)の和歌:青山(あをやま)を横切る雲の著(いちし)ろくわれと咲(ゑ)まして人に知らゆな
※団地5階からスマホで撮影(ピンボケて、てんで実景とかけ離れてしまって…😅)
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