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俺は小学校の教師という仕事をしていて、そう遅くなることはないものの、帰宅時間と言えば案外まちまちだった。
(…また来てやがる……)
その日も、明日の職員会議で配るプリントの用意などで少々遅くなり、アパートに着いた頃には既に二〇時を回っていた。
「こら、何してる」
アパートの階段を上がっている途中で既に気付いていたが、俺は敢えて自室の前に立つまで声をかけなかった。
溜息混じりに見下ろすと、扉正面の古びた鉄柵を背に、一人の青年が座り込んでいる。
俺は――、
▷【入れと促す】→https://estar.jp/novels/26278265/viewer?page=4
▷【帰れと追い返す】→https://estar.jp/novels/26278265/viewer?page=8
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