父が「最期に読んだ本」

人生で初めて読んだ本は、亡き父の読みかけの人生最期の一冊だった。そのページを捲る度に閉じていた感情が溢れ出す。

月亭脱兎

3分 (1,469文字)
コンテスト「運命の一冊」のお題で書いた短編です

3 22

あらすじ

父が亡くなった。まだ61歳、癌だった。葬儀を終え、実家の書斎に入った主人公は、父が読みかけたまま残した一冊の本に気づく。その本『最後の旅』は、不治の病を抱えた父親と疎遠な息子が最後の旅に出る物語だった

感想・レビュー 0

感想・レビューはまだありません