オリジナリティに富んだ設定と世界観、魅力あふれるキャラクター、 豊かな筆致で次々と紡がれていく物語に夢中になりました。 登場人物それぞれが、自分の大切な思いをかかえて、良くも悪くも 物語を引っ張って

短編ならではの良さが発揮された、 とても雰囲気のある、余韻の残るお話だと思います。 文章もお話の雰囲気にあっており、淡々と綴られる語り口に 視界が白く染まっていくような感覚におちいりました。 かなし

　ファンタジーとしては王道とも言える、剣と魔法の世界。 　しっかりと作りこまれた世界観、それぞれに個性豊かな登場人物、各所にちりばめられた謎。 　それらが柱となって、そこにちょっぴり（いやけっこう？）

せつない、哀しい。それでいて優しい、あたたかい。 なんと表現していいかわかりません。ただ、このお話を読むことができて良かったと心の底から思います。