江田公三
 郭話が往々にして狂気や破滅を結末に選んでしまうところ、一応のハッピーエンド。安心しました。浄瑠璃や歌舞伎と違い、落語や講談にはこうした結末がありますね。登場人物が生きていて、現代でも理解できる感覚の
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江田公三
 兄の身代わりとして生かされる主人公と、取り巻く人たちが描かれています。長さの割りに登場人物が多く、会話が多用されているため、どの言葉が誰のものか分かりづらいのが難点です。登場人物それぞれのキャラクタ
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江田公三
当時の状況をよく勉強して詳細に記載されているなぁと感心しました。主人公(茂)の視点で物語が進行するのですが、始めの安保闘争部分に対する視点は、歴史的事実を淡々と述べていて、茂が見ているのとは違っていま
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江田公三
祖父・祖母から受け継いできたものは、単に家業ではなく生き方そのもの。どうやって経営を安定させてきたのか、何を自分が引き継いでいけるのかを詳細に語ればより分かりやすく、興味深い物語が始まりそうですね。
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江田公三
 「フロイデ」というと、どうも第九の四楽章、テナーのソロを思い出します。「友よ!」と語りかける一節。あそこまで高らかでなくとも、夫婦というのはやはり言葉に出して、態度を示してこそ、いやそれでさえ。生ま
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江田公三
読後感の良い、快適な小説でした。 超常的な力で幸せを得るが、結局それは真の幸せではない、という定番と言えば定番ですが 手際よく処理されています。 最後の展開は受け身なようでかなりのハンター気質。男性的
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江田公三
悲しみの中に救いのある物語。 古の「相手が私のことを思っているから私の夢に現れるのだ」という感覚を、現代の物語として表現されています。病気だから距離を置いたという設定はそれなりに納得できるのですが、そ
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江田公三
現実味のある話ですね。いささか登場人物が経済的に恵まれた階層なので、その点はお話っぽいのですが、女性読者から見れば、これは演出上必要な範囲かとも思います。 「実は信二に夫が依頼して主人公を誘惑させた」
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江田公三
丁寧な事実の描写が好印象です。 GLジャンルの作品ははじめて読みますので、作法が良く分からないのですが、個人的には、作品のバランスが悪いように感じました。登場人物の背景や感情の描写よりも行為を客観的に
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江田公三
高校生、コンビニで働く青年、実家の店番をする女性。それぞれが歩いていこうとする道を一人称で綴った作品。キャラクターの造形が巧みで分かりやすい。これに塾をやめたがっている少年が絡む形で物語が始まるが、ど
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江田公三
東京からやって来た主人公と、隣家の級友の物語の予感。 提示された主人公の課題は解決されていないが、何かが起こる感じがする。 二人の結末が楽しみ。 ※「家間」の意味は想像できますが、一般的に使用されて
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江田公三
コンビニを経営するということ、コンビニに通うということ、それを具体的に描いた物語。楽しく読みました。登場人物が豊富でもう少し描き込んでいけば魅力的になりそう。 全体に主人公の視点が分かりづらいです。
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江田公三
よくある片思いの循環かと思いきや、逆の循環も 提示してあって、なかなか凝った設定の恋愛物語。 誰にも憶えのある感情が溢れている。 どちらが出口か、というまとめだけれど、方向と いうより、正確には登場
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江田公三
身体感覚に沿った臨場感のあるお話だと感じました。 面白かった。 自分の良く知っている誰かの記憶は、視覚だったり 聴覚経由の言葉だったりといったもので形成されて いる部分も大きいけれど、肌の温もりや、
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江田公三
風水の知識をしっかり盛り込んであり、楽しめました。 その風水が単なる設定ではなく、テーマと密接だと面 白かったのですが。 あと、彩花の本当の目的を店長が知っていた、という のはちょっと不満です。なんだ
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江田公三
接客業につきものの事件と、家庭でのやりとりを上手く対比していて いい作品だと感じました。 最後の「その時、初めて妻に殺意を覚えた。」さえなければ、ずっと良 かったのに。 「そう悪妻ぶる妻の表情に優しさ
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江田公三
この謎解き、勝ったのはどっちなんだろう。 そのあたりがポイントなんでしょうね。
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江田公三
ポイントを押さえたきちんとした構成で、楽しく読みました。 人間が他の人間をどう変えていくのかを上手に伝えてくださっていると感じました。 他の作品も読もうと思います。 ※SPという表現がちょっと気にな
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江田公三
 この結末になるということは、カナタ君は主人公の気持ちに対して自信があったってことなのかな。主人公の気持ちは、結局のところ島(とカナタ)にあったから、めでたしめでたしなわけだけど。  長さから難しいか
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江田公三
 この世の中には、それぞれ別の人格をもつ人間がたくさんいて、誰かに想いを抱いても、相手が同じように、また同じ重さで思ってくれるなんて奇蹟でしかない。共に同じ場所で、同じような過ごすと、それが徐々に摺り
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江田公三
 きちんとした構成の物語。細かいことは述べていないが、ストーリーの要点は抑えている。あまりきちっと書くといろいろ襤褸もでるかもしれないが、シンプルにまとまっている。読んでいて不愉快な点の無い、幸せな物
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江田公三
 ショートショートとしては成立しており、丁寧に書かれています。伏線と回収がうまく連携しています。気になるのは、語り手の心情がいまひとつ分からないこと。「こういう行動をする人間の心情は、普通の読者にはざ
江田公三
小説の枠で考えるには、面白さのポイントが分かりづらい。読者を納得させてからすかすとか、逆に疑問に思わせてからすっと同調させるなどの仕掛けがないので、単なる演説に感じられてしまう。 仏教用語のような言葉
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江田公三
小説のような、エッセイのような文章ですが、現実の提案として読ませていただきました。いずれにせよもう少し詳しくないと、実現可能性を感じ取れない感じです。例えば、この方針をとると、スーパーマーケット側はど
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江田公三
摩周湖やバイカル湖のような世界有数の透明度をもつ湖は、低栄養状態でほとんど生物がいない。 この小説の世界は、人類によってバランスを失った地球ではあるけれど、その風景は澄んで、静かで、優しい。環境の破壊
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江田公三
くろゆり(「恋」「呪い」)、あざみ(「独立」「報復」「厳格」「触れないで」)、すずらん(「再び幸せが訪れる」「純粋」「純潔」「謙遜」)。花言葉はバリエーションが多くて、人名や建物の名前にいろいろ想像が
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