降魔術師の剣Ⅰ　　〈Ancient Evoker Saga〉　　ヘレティック・スメクラン　（諜者の里の試練　改題）

世間の常識との違和感に悩んでいた若者はやがて世界へと踏み出す

小耳に嚢

書類の職業欄記入に悩む、ちょっと変わった仕事に就く市井の一般人の日常

ラーメンきよし

開店記念に大食い完食無料を開催していたラーメン花柳龍を訪れた客は……

或る創造物の悲劇

嵐の夜、山奥の洋館で神をも恐れぬ実験が行われようとしていた

チョコレート・パニック

デブのオタクがバレンタインデーを呪うが……

竜騎士の聖約

戦いに倦んだ俺は剣を置いた

侵略！　ヒルコ

それは最初彗星かと思われた、しかしその正体は……

バックアップ

巨大複合企業体の総帥にのし上がった俺は、ある日認知症を宣告された

峠

俺は愛車、隼のスロットルを煽った。

願人坊主

ガンニンさんは、いつもつらいときに寄り添ってくれた

絶句

小舟の上で夜空を見上げ

一冊の本

静かに雪が降り積もる中、凄惨な連続殺人事件の謎解きが始まる……そして

雪中の礼式

都心部に雪が降った夜明け前、その死体はビルの谷間の空き地にあった

シャッターチャンス

青りんご　――RAKUGO　Aona／Doukan――

大好きな落語「青菜」「道潅」のパロディです。

めざめ

突然眠りからさめたあたしは……

コントラスト

装わぬ

萌芽

カイコの想い

そう、その朝俺は一匹の巨大な芋虫になっていたのだ。

決別

あなたの表情が欠落した顔に、薄白いモニターの光が映っている

異形の血

山奥の小さな街に佇む研究所で、想像を絶する地獄絵図が展開する

真夜中の夢食うマレーバク

命を絶つことを決意したあたしは、校舎の屋上で一頭のマレーバクに声をかけられた。

サラマンダー

暑い夏に奴らはやって来る。俺は奴らを殺すため、パワードアーマーを駆る

姉

昔よくこの店へ来てたベテランサーファーから聞いた話をしてやるよ。

ポスターの女

ポスターには一人の女性の写真だけが掲載されていた、そのポスターの目的とは

暗渠

「ああ、嫌なもの見ちまった」夜道で若い女の水死体が引き上げられていた

ハビタブルゾーンの恋人

赤い太陽の光を受け、巨大な惑星が浮かぶ空のもと、私は今日も彼女に逢いに行く

審理者の判決

まずは生い立ちを言えってのかい。覚悟しな、あたしの話は長いよ。

たそがれの輝きに供えよ歌を

一陣の風が少年の髪をまき上げ、夕暮れ時の残光に輝いた。