粉雪亭 寒波
客とタクシー運転手の、なんの変哲もない会話が辿り着いた結末に唖然とさせられてしまった。   淡々と始末をする運転手の呟いた言葉がなんとも云えない。   まだ、あるのか。 まだ、あったのか……。    
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粉雪亭 寒波
悪気はなかった。 子供じみた意地悪な仕打ち。それで済む筈だった。 アイツが原因なんだ。俺が悪いんじゃない。アイツが“そうさせた”んだ。……俺のせいじゃない。   どれほど迷惑を被っていたとしても、自分
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粉雪亭 寒波
妻は待っていた。 遠く離れた月の地中で、静かに夫を待っていた。 “あのとき”の姿のままで。   四ツ谷怪談の岩様と伊右衛門のような、欲と業。文明は進んでも人の心は変わらない……のでしょうね(-_-#)
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粉雪亭 寒波
草木に接して暮らしている自分ですが、枯れていない彼等を“処分”するときに、不思議な痛みを感じることが多々あります。   多分、この物語の月見草の言葉は、それと同質のものなんじゃないかな…なんて思った次
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粉雪亭 寒波
「あたしは…あたしは、盗まれたモノを取り返しただけよ!」   あの笑いの後。 希美は、そう言ったような気がする。   “キモ美”   ……なんて酷い言い方をするのだろう。 マジョリティにある者は、マイ
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粉雪亭 寒波
身勝手な男は釣った魚に餌をやらない。 でもって、男の浮気は必ずバレる。 女を見くびった竹篦返しは、男の想像を遥かに越えるわけで。   この旦那。今後の人生、針の筵どころか地獄八景なわけでしょう。 自業
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粉雪亭 寒波
“……うらやましいんだろ?”   見た目アレな自分に向けられた視線に毒づくサァちゃん。 うん、それ図星(笑)。君は自分に正直なだけ。   そんなサァちゃんに振り回されてるようで、オジサン実はしっかり包
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粉雪亭 寒波
ひとつのものを分け合って食べるのは、そのほうが、ずっと美味しいから。 大好物を独り占めする喜びよりも、分け合ったそれを一緒に食べた相手と「美味しいね」と、笑うほうが、きっと、嬉しい筈。 そうして。
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粉雪亭 寒波
書式や文法は門外漢なので置いておくとして(笑)。   相手が“それ”を待っている…と、分かっているだけに、そう容易くは飛び降りられないのが、清水の舞台(苦笑)。   なにせ、人ひとりだけでなく、将

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