少しづつ歪になっていく主人公と世界観が合わさって何とも言えない読後感がありました。名状し難いアメリカ小説の世界がよく表現されていると思います。

　小説を書いていると、キャラクターにどうやって個性を出させようか非常に悩むところなのですが、「かくめー！ ナポリタン！」のキャラは個性の立たせ方が上手だと感じました。誰が話しているのか、凄く分かり易い

何なら明日にでも、世界のどこかで交わされていそうな何気ない会話の風景がよく描写されていると感じます。 私も学校の屋上でこんな青春を送ってみたかったなぁ〜笑