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天女の灰

小説 ミステリー・推理

天女の灰

あゆみん(菱沼あゆ)

(1)

動機も証拠もないが、お前が犯人だ――!

完結

680ページ

更新:2017/06/23

説明

 大塚北署の課長、二ノ宮漱子(そうこ)は、たまたま夜道で出会った興信所の男、斉上(さいしょう)哲也に、勘だけで、殺人事件の犯人呼ばわりされてしまう。

 呆れながらも、付きまとう斉上と行動を共にするようになる漱子だったが、そこに新たな殺人事件が。

 漱子たちは、ふたつの現場で、「アブラハムの子」の唄を口づさんでいたものが居たという話を聞くが――。

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作品レビュー

うりぴぃ
うりぴぃさん
【作品】天女の灰についてのレビュー

ネタバレ

ヒロインは魔性の女ですね。
出逢った男たちを虜にし、その運命を狂わせる。彼女を愛したがゆえに、罪を犯しても、命を失っても、彼らは本望だったんでしょう。最期の瞬間に彼女を目に映せたのが至福とばかりに……
自らの魔性に無自覚なヒロインが愛した唯一人の男は、天女が帰ってしまう前に自らが天に召されることに安堵していたはず。

アブラハムの唄で繋がる連続殺人事件。
煙草、香道、匂い袋……香りにまつわる謎。
ダイイングメッセージ。
羽衣伝説との関連。
魅力的な要素満載のミステリーです。
しかし、記憶力に乏しい低レベルな読み手である私には、連続殺人事件のストーリーを追っていくのが苦行でした。
まず、人物の名前が覚えられない。場面が変わるたびに、”この人、誰だっけ?”となり、前のページを捜そうとするのですが、紙の書籍のように当たりをつけてペラペラとめっくって戻ることができないのが、WEB小説の不便なところです。結局、人物紹介メモを自分で作って読んでいく羽目に……
三人称多視点の叙述は、よそよそしくて物語世界に入り込み難い上に、視点の主体が誰にあるのか戸惑うこともしばしばでした。ページが変わって、作中場面が転換しているのに気づかず読んでいると、誰が何をしているのか全く理解できず、混乱しました。
できれば、前半部分は斉上の一人称で読みたかったと思います。

作中で登場人物の説明を繰り返したり一人の視点に絞ったりすると、文章のリズムが崩れたり淡々とした客観的な雰囲気が壊れてしまうかもしれませんね。
だから、読解力の低いバカな読者の感想としてお見逃しください。

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2017/07/14 13:02
コメント(1)

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