隅野十三

シビれました。いやぁ、これはなんとも、その、オミソレ致しました。今回色んな方の作品を目にする機会を頂きましたが、皆さん本当に魅力的なお話を練られていますね。 本作はその文体から、”老犬”を彷彿とさせるデカや気弱な書生に謎そのものの赤マント、それらが一緒くたになって絶妙で匂い立つ様な芳醇さを醸し出していると感じました。 江戸川氏、横溝氏、浜尾氏、高木氏、歴々の作品を思い出させてくれる、そんな魅力いっぱいの作品だと思います。そこの貴方様、一見の価値ありですよ。

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