佐崎らいむ

本当に読ませる力がすごい。 ぐいぐいと引き込まれていきました。 ホラーというジャンルが掲示されていなくても、どうしようもなく恐怖心をあおられてしまう前半の描写。 私は怖がりなのでホラーはあまり読まないのですが、こういう手法は大好きです。 知らない場所に放り込まれて、守ってくれるものを持たない子供ほど無力なものは無く、それを見守る読者は嫌でもハラハラしてしまう。 そこへきてあの悪ガキ、そして癒しの子猫。 役者は揃った。 そして怒涛のあの展開。 不思議なもので……。 いくら相手が子供だとはいえ、この結末に満足し、爽快感さえ覚えてしまう。 社会通念とか常識とか。そんなものを突き抜けた所に小説の醍醐味があるのですよね。 けれどこの涼哉はこの重い記憶を一生かかえて生きていくんだろうなと思うと、そこにまた深い感慨を覚え、ずっしり来る余韻でした。 深い構成と洗練された描写が素晴らしかったです。 とても、楽しませていただきました。
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limeさん、こんにちはー( ´ ▽ ` )ノ こんな、初めから、めっさ褒めてくださってる!。・゜・(ノД`)・゜・。←清水カンゲキ あざっす!! 墓場に持ってくのは、悪事か禁断の恋しか思いつかなったので困りました f^_^;) limeさんの口から「悪ガキ」という単語が出てくるとは思いませんでした(笑) 裏設定ではこの悪ガキもネグレクトの親の被害者なのですが、負のループは恐ろしい。←書いてないことで語りだす 夏の暑さの中に、少しの涼を感じてくださればこれ幸い。 こんなに素晴らしいレビューをいただけて嬉しいです! 本当にありがとうございます!( ´ ▽ ` )ノ
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