(応援)まず1ページ目だけは読むことをオススメします。 そして、そこで読むのを止めるのも、次のページに進むのも自分の意思で決めてください。 無理する必要はないと思います。しかしながら読み進めた私はこの世界の不穏で破壊的な悲劇の物語に没入してしまいました。 もうページをめくる手が止まらなかったのです。 本作の魅力は他者様のレビューでも記載がある『日々の日常が壊れていく様』なんだと思います。 どんどん追い込まれていく様は読んでいて、息が詰まりそうでした。でも、読むのをやめられない。 そして、個人的に本作に感じた魅力は、主人公の『孤独』と『絶望』に対しての『向き合い方』でした。 本作に登場する虫は彼女にとって苦手なものでした。それは私にも、皆さんにもある『見るだけで悪寒走る何か』です。 彼女は作中で何度も向き合うことになります。 それが強い女性であった彼女をどんどん追い詰め、精神的に逃げ場を失う様は圧倒的な逼迫感を生んで、読者に『負』の感情をぶつけてくるのです。それがたまらなくて、恐ろしかったと思いました。 どんな結末になるのか、それはあなたが本作の1ページ目をめくって、判断してください。 素晴らしい作品をありがとうございました。 私の好きなシーンは冒頭の黒いアレとの戦いをこれまでか!というくらい丁寧に描写されてたシーンです!すごく良かった! これからも面白い作品を期待してますね!
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こんばんは、亜希子です。 えっと……新しい先生、ですよね? よかった! 昨日までの先生は私の話をちっとも聞いてくれなくて、本当に困ってたんです。 でも、あなたはちゃんと聞いてくれそう。 え? どうしてそう思うかって? だって、私の『孤独』と『絶望』を理解してくれてるじゃないですか。 私、ずっとつらかったんです。 広貴……あ、夫のことなんですけど、あの人ってば、いっつも口だけで本当に何もしてくれなかったんですよ。 家に変な虫が沢山出てくるって言ってるのに、真面目に取り合ってくれなくて。退治しようと思って殺虫剤を撒いたのに、無駄にされちゃうし。 無責任すぎると思いませんか? あんな得体のし
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…彼女、安らかな顔してますね …ああ、夢でも見てるんだろう え?こんな状態ででもですか? 彼女は生きてるんだから、当たり前だろう。それじゃ、後は任せたよ。 はい、先生、お疲れ様でした。 …ふう。あ、カーテンが開いてる。閉めなきゃ… ……あれ?窓開いてたんだ。危ない危ない。 ……それにしても、本当に安らかな寝顔ね。どんな夢を見てるのかしら? ……ワ……ザ…ザ…… …ん?何かしら今の音……? ……気のせいかしら。疲れてるのかな…… ここは、もういいかしら?それじゃ、亜希子さんおやすみなさい。 … …… ……ザワ………ザワザワ………ザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワ
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