鷹取 はるな

雨よりも、あふれる愛に濡れる土曜の休日
タイトルがそのものズバリ、潔いまでにストレートに『KISS』。 しかも、あらすじには「キスの甘さを追求。行為はキス止まりですが、濃厚さを意識したのでレーティングつけてます」との一文が記されています。 もう――、拝読する前から期待しかなかったです! ゲスで下世話な覗き見根性丸出しで、梗介と柚弥とが同棲(何て甘美な響き!)するお部屋へと勝手にズカズカお邪魔させて頂きました。 本作品は柚弥の一人称語りで進んでいきます。 これが又、いちいち可愛い‼ 家にある食材を組み合わせてランチのメニューを考え、途中で放り出した洗濯物をふと思い出す。 そして、映画を観れば独自の感想を脳内にて繰り広げる・・・・・・ この感想が何とも抱腹絶倒でした。 「この映画、是非とも観てみたい!」と、つい脱線して思ってしまったほどでした。 単なる日常生活における些細な出来事が、何から何まで全てが可愛いのです! そんな柚弥が、本文中では「梗介が可愛い」とささやきます。 梗介もお茶目な一面を覗かせてくれます。 「可愛い」の二乗です。 倍増どころではありません。 二人が住む部屋に置かれているソファーが赤いのは本来の色プラス、二人に当てられっ放しだからです。 断言致します。 「使用用途がなされておらず」怒っているのも、嫉妬交じりでなのかも知れません。 ラスト2Pのエピソードタイトルがそれぞれ「キス・Ⅰ」、「キス・Ⅱ」と、これでもか!と言わんばかりにラストスパートを仕掛けてきます。 そこは「優しい雨」故にしっとりとです。 けして、土砂降りではありません。 ――しかしその分、湿度が高く密度が濃いです。 降る雨以外の、二人が暮らす部屋に満ち満ちている水気が飽和状態と化しているかのようでした。 「こてこて」でベタもベタなのですが、文字通りの『濡れ場』だと思いました。 作者様があえてレーティング設定をなさった意味を、最後の最後で痛いくらいに思い知らされました。
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はるな様、拙作BLシリーズのメインCPでありながら私の体たらくにより未だに全容が?な二人の部屋に上がり込んでくださり、有難うございます。 そしてDKの癖に喋り出したら止まらない、お喋り機関車のだべりにお付き合い下さり、少しでも楽しんで頂けたなら嬉しい限りです(*´꒳`*) 映画に関しては、未鑑賞でありながら一応モデルとなった作があり、 素敵なカップルだなぁと思っていた個性的な俳優♂と歌手♀が映画の共演がきっかけで結婚してたんですけど、 まあ現実は残念な結果に終わってるんですけど(苦笑) 本作ではその辺や内容は私の願望、妄想、好みで塗り固めました。 出て来た火星人♂の横恋慕した相手は実はカップル
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わざわざ、ご丁寧にありがとうございます! 二人にとっては何でもない、何時もの日常のお話って大好きなんです。 だいぶ前のめりな感想で失礼致しました。 映画、いいですよね。 観に出掛けてもよし(デートの定番)、御作のようにお家でまったりイチャイチャ観るのもよし。 他の二本の内の、ホラーを観ながら梗介にベッタリと引っ付いている柚弥を想像して激しくニヤついていました(やっぱりストーカー気質) リストも見てくださってありがとうございます! コメントを書き込めるし、せっかくお好きなお菓子を教えて頂いたのならば……と、もう無理矢理にでも絡めています。 そう言って頂けてうれしいです(/ω\) ネタバレを致
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