君と灰になる

昭和を生き抜いた父親たちの、42年間の秘めた愛

浦たつる

BL 完結 過激表現
1時間30分 (53,733文字)
番外編までアップしました。ひとまず以上となります。ほっぺに飴玉入れたまま喋る雨野さん……

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あらすじ

昭和32年東京。終戦から12年、家族と平穏な生活を送る元陸軍一等兵・日高樹の元に突然の知らせが舞い込む。それは消息不明だった元陸軍少尉・雨野正太郎が、自分を探しているという知らせだった。かつて樹の上官

感想・レビュー 8

これ程までに人を愛せるなんて幸せですね。

正太郎さんと樹さん、対照的な二人だからこそ惹かれあったのでは…。 誰にも知られてはいけない秘密だからこそ、内に秘めた想いは激しかったのでしょう。 そして、これ程の長い間、一人の人を愛し続けてきた事に
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高校の恩師もシベリア経験者でした

高校の恩師はその頃、定年まで数年という年齢でした。シベリアでのことを少しだけ話してくれました。昭和50年頃です。 その恩師のことを思い出しました。
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質の高い読後感に感服します。

家庭ある、老いた男性の描写から始まる物語。まずそこでリアリティとシビアさ、また奥深さを予感させます。 そして明瞭できっぱりした文体にするすると引き込まれるうち、やがてしっとりとした湿気を孕んで甘やかさ
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