旅のどこやらで虫がなく

幕末時代劇。会津藩脱藩浪士・時次郎の愛と友情の物語。

ワタベミキヤ

14分 (8,300文字)

25 1,969

あらすじ

雪野かぜさんの企画「自由律からはじまる物語」参加作品 けふも旅のどこやらで虫がなく(種田山頭火) ーーーーー 時は江戸末期。 ある会津藩の脱藩浪士が、人を探しに流浪の旅をしていた。 その浪士の名

感想・レビュー 3

人の思いは時代を超えて

幕末に生きたひとりの志士の恋と生き様を描いた物語。主人公の時次郎が会津の脱藩浪士という背景が面白く、一体どうなるのかとわくわくしながら頁を繰りました。 京都を守る志を胸に奮迅するも、斎藤一との思いがけ
ネタバレあり
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旅のどこやらで虫がなく

幕末の京都。 殺伐とした江戸時代末期の世の中で、剣と愛を貫いたひとりの剣士の“生き様”を描いた短編時代小説です。 主人公、会津藩士“時次郎”が京都で出会った親友と想い人は、その時代らしい生き方で時次郎
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あの山のむこうへ。

時は江戸末期。脱藩浪士の時次郎は、人探しの旅に出ていた。かつて京都見廻組の隊員だったころ、瀕死の自分を救ってくれた女郎“おてい”。覚悟も信念もすべてを投げ捨ててでも守りたいと思ったその女性。もう一度、
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