銀色栗鼠人

確かに存在した現実。

史実ベースのお話は下調べがたいへんそうで、私は書いたことがありません。 今回はテーマがテーマなだけに直視しづらい凄惨な出来事にも触れてきたことでしょう。 こうして作品として結実したのはひとえに作者さま
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銀色栗鼠人

端正な筆致で描く幻想譚。

徐々に明らかになっていく物語の細部に興味を惹かれながら、内容の悲しさに眉をひそめながら読みました。 戦場のなかにあってなおあたたかな触れあいの描写に心をほぐされたあと訪れる緊迫感のある戦闘描写に胸を

壮大な物語のプロローグ。

セリフ回しがアメリカンでおもしろい(´∇`) さくさく進んで読みやすいSFですね。事態は深刻ですが、トニーの運命やいかに!? という部分で終わっていてそれからの展開を想像したくなる幕引きでした。
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切ない(。´Д⊂)

佐原さんつらかろう……。 そりゃ勉強も手につかないだろう……ということにしておく← いいんだ、勉強ができなくたって素直な心があるじゃあないか!「凄いなあ」とこぼしたその言葉は確かに堂島くんを救っている
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銀色栗鼠人

描くのが難しい子供というものを描ききっておられる。

まず一ページめの匂いの描写が印象的でした。 幼子ががんばる姿に「はじめてのおつかい」というテレビ番組を思い出しました。 いっぽうでケーキの箱のなかでももうひとつの奮闘があり楽しい気持ちで読めました。

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銀色栗鼠人

雪のひとひらのような、

触れたなら消える恋。 お洒落な雰囲気で、私などとは住む世界が違う方たちのお話だなあ、と思いながら拝読いたしました。 距離感が詰まっていく様の描写がお見事で短編とは思えないほど濃密な心理描写でありまし
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銀色栗鼠人

オマージュ元を知らずとも楽しめる。

かの「檸檬」、名前は存じ上げますが読んだことはありませんでした。 それでもやはり今作の優れた文体、豊富な知識は興味深くぐいぐいと引き込まれていきました。クリスマスの起源から各国での扱いまで、知識は多岐
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銀色栗鼠人

死神たちの粋な計らい。

悲運なふたりの運命は交差して、ある種の幸福を見いだせました。遠くから眺めるばかりだった者が惹かれあう場面の描きかたも巧みで、視点が変わるごとに「そうだったのか」と驚きがありました。 最終局面、死神た

鐘は鳴る。

衝突やら諍いや、悲しみを抱えながらも無理難題を前に主人公は決して諦めなかった。 その姿が父の、ひいては周囲の心を打ち、真っ暗に閉ざされそうな「鐘を鳴らす」という目標達成への道に光を差したのでしょう。

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銀色栗鼠人

幼心を思い出す。

柔らかなタッチで描かれた童話です。 温かくほっこりした気持ちになって癒されました。 ひよこさんたち、森から漂う不穏な空気を振り払って、がんばったかいがありました。 素敵なプレゼントが見つかってよかった
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銀色栗鼠人

無邪気な思いやりが胸を打つ。

お菓子はおいしいからね、食べちゃうのもしかたない。ふつうの子供ならごめんなさいして、それでおしまいなのに大樹くんは違った。おじいちゃんへの思いやりと願いを込めた素敵なおくすりを作っていた。 よい育て方
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銀色栗鼠人

優しくも虚しかった三角形。

奏ちゃんは大人なようでいてまだ幼い。優しすぎるのは美徳だけど、今回ばかりは逆効果だ。ほんとうに小夜子のことを想うなら、大人なら、毅然とした対応をするべきだったのだ。 ひっくり返した弦哉くんの行動力に乾
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夜空から星を切り取って。

意識しあってはいるものの、お互いの立場をかえりみるに距離感を詰めきれないもどかしい二人の物語。 きっかけがあれば、ググググンと距離が縮まりそうな予感を感じつつ読み進めました。 しかし訪れるまさかの事態
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銀色栗鼠人

これもひとつの青春。

浪人生応援小説。 一度負けた者にしか見えない景色があるのでしょう。熱い講師の粋な計らいにハートも熱くなる。 その行動は勉強以外の、人の在り方というものも学ばせてくれる、人生の先生のようでもありました
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銀色栗鼠人

一行目から引き込まれました。

ほんとうにそう。 白いものの連想を促す一文から始まる冒頭は、シーツという答えに着地する。 どこのシーツかというとそれは病院のものであり、病床があり、見舞いに来る主人公がいる。 非常になめらかな導入で、
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銀色栗鼠人

見方を変えればそれも魅力に。

誰かから感謝されるなんてすばらしい。 ぜひ彼女にはもっと自分を誇れるようになってほしいですね。 災害の現場で自身を危険に晒して他人を助けるなんて、簡単には真似できることではないのだから。 彼と再会し
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銀色栗鼠人

意外な結末。

はじめっから本性を剥き出してくれたほうが、その後の関係も上手くいきやすいのではなかろうか。 ある意味ハッピーエンドで、これなら十三日の金曜日に告ったのも結果オーライでしょう(´∇`) ひとひねりある
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銀色栗鼠人

ドラマティック・コメディ

名字のせいで不遇な扱いを受ける二人の恋愛譚。 終盤にヒーローのようなタイミングで現れた三田さんはやはり戸中井さんと結ばれる運命だったのでしょう✨ ロマンチックな光景が印象的なラストシーンも素敵でし
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銀色栗鼠人

逆境に差した光。

美咲ちゃんは始め、きらきらした存在として描かれます。話が進み、彼女には彼女なりの悩みがあると判明します。 光のように思えた彼女にも影があるように、小夜ちゃんの、影としか捉えられないような暗い境遇のなか
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銀色栗鼠人

一風変わった童話。

鈴の音が聞こえて空を見上げればソリにはサンタとお猿さん、不思議な光景が目に浮かぶ楽しい作品です。 ラックの失敗も逆手に取るドレッドの心意気に感動しました! お疲れさまでした(´∇`)
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銀色栗鼠人

奇跡のおはなし。

暖かな光のようなちいさな物語。 語りの柔らかさに確かな筆力がうかがえます。視力を取り戻す場面は私自身、視界が明瞭になっていく気分になりました。 ルール違反のおじさんに渡そうとしたチェス盤も何か仕掛
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銀色栗鼠人

すっきりした後味のライトミステリ。

よく思いついたもんですな、すばらしい! 散りばめられた伏線を拾っていく終盤の展開は圧巻です。 確かにそうだ、と納得しながら読み終えました。 お疲れさまでした。この手腕ならば、ガチミステリも書けそうです
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十二月生まれの宿命。

主人公の心情をていねいに掬いあげて描写をしていらっしゃる。それゆえにラストシーンの嬉しさ・楽しさが伝わってきます。 私は八月生まれなんですが、十二月生まれのかたにはそのような悩みがあるとは思いもより
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リアルな設定のヒューマンドラマ。

離婚というのはたいそう覚悟が必要なことで、経済的にも肉体的にも負担が増えるかもしれない。主人公の選択は英断だったと思います。 覚悟し決断したからこそ、こうして幸福をつかむに至ったのでしょう。十年の時
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祈りと別れと愛情と。

モミノキと少年との家族愛を描くファンタジー。 若々しい見た目を友だちの一番上の兄のようと表現した辺りがグッドでした。 素直になれない子供心の描写もいじらしく、それを理解した親心にしんみりとしました
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幻想的な世界と、立ち向かうべき現実。

雰囲気のよいアンティークショップの場面から始まる今作品はていねいな描写が印象に残りました。 彼の抱えていたものが明らかになったとき、そういうことだったのかとひどく納得しました。序盤の不審な動きや、わ
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童話のようなやさしい語り口、

かと思いきや、人間パートでは印象ががらりと変わって悲しい現実を乗り越えようとする女性と支えんとする男性の姿が描かれている。 リテナー、初めて知った言葉です、勉強になります! 童話でありお仕事小説で
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きれいな描写のあたたかな物語。

少女の決意と青年の理解と母親の想いに胸打たれる。 ナポレオンパイのくだり、ご明察な聡さんである。さすが先生なだけあると感心いたしました。 そもそも私はナポレオンパイがなんなのかわからず、調べました
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おもしろあんちゃん(´∇`)

たまにはこういう店があってもいいじゃないか、感情駄々漏れでもお客さんがいるならいいじゃないか(´∇`) 腹が減ってきたわ✨
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偶然と奇跡のあいだ。

主人公にとっては日常だけど、まわりにとっては奇跡めいた、そんな日常の一コマを描いている。 脱力系の主人公が素敵な、心温まる不思議な作品でございました!
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