会話のセンスと表現の豊かさのおかげで、文字数が多いのにも関わらずさらさらと読み進めることができるのがこの作品の魅力。始まったばかりですが、伏線が大量に張り巡らされていたり、物語の時系列をあえてずらして

現実でありながらリアルでしっかりと読み手に迫ってくる恐怖は、それこそオープニングから緊張感あふれる シーンでスタートするという理由もあるが、最大のポイントはその描写力。 情景では伝わりやすく言葉をつな

率直に言って非常に面白い。 オープニングから軽いトーンで進められる独り語りの自問自答は、皮肉っていながらも実に文学的で 屁理屈理論とでもいうのか、妙に納得してしまう。 ギャグ的な文章かと思いきや詩の

冒頭２ページ弱で、どうも作品そのものがシリーズになっていることに気づき、一話を録画し忘れて二話から見始めたような気分になったがそこは置いておいて。 ある程度の世界観と主人公の背景は大雑把ながらきちん

怪異ものの作品としてはかなり完成度の高いものとして仕上がっている。 設定としては最近珍しくなくなったもので、人外の専門家が怪異絡みの事件を解決していくものだが、 この解決方法が非常に斬新だ。 まさか既

出だしから好調。一般論を真っ向から否定する主人公の一人称描写がオープニングとは、なかなかレアケースだ。 正直こういった描写が好物な自分にとって、少し怖かったのはこのレベルの描写が序盤まで続いてくれるか

設定、世界観はきちんと良く出来ていると思う。 けれど作風、うーん、ようするにテンションとでも言うのだろうか。 個人的に狂気の中に冗談が含まれているテンションは嫌いじゃないが、 これはふざけてるのか本気

ここ最近、オープニングを数ページ読んだだけで「ああ、またこんな感じか」って思って読むのをやめる回数が増えてきた。 ファンタジー作品は同じパターンの序章が多すぎるのだ。過去の回想シーンを振り返り伏線とし

仮想世界モノの作品としては比較的ベタで、無難に良く作られていると思う。 設定も細かく練ってあり、登場人物も個性的。 仮想世界とファンタジーの中間のような感覚で、時折ゲームであることを忘れてしまうような

出だしから好調。豊かな表現力と感情移入しやすい描写のおかげで、オープニングの展開が急でありながらも置いていかれてる感がない。 本来この手の序章には「展開が急ぎすぎてついていけない」と評価するべきかもし

この作品はただの恋愛小説ではない。 ものの見事に騙されました。なるほど、確かに恋愛とミステリーだと思いました。 描写も細かく、そして独特で、読んでいて飽きさせない。 非常に哲学的に交わされる会話も、小

背景描写、状況描写に関しては細かな部分まで描かれていて、場面で何が起こっているのかが非常にわかりやすくイメージしやすい。 ただ後半になってくると改善されてきてはいるものの、心理描写が不足しているため

背景や設定が、作品のダークな印象を醸し出していて、文章もそれに則ったものでした。 登場人物は名前が古風で統一感があり、物語全体の雰囲気を作るのにも吉。 作品の雰囲気や世界観はきちんと仕上がっているので