このページのリンクアドレス

エブリスタ

この作品は1年以上更新されていません。

他人感染性私症候群

小説 ホラー

他人感染性私症候群

葵 アオイ

……それは、とある患者の手記

休載中

28ページ

更新:2013/06/23

説明

精神科医、卯木 封鬼‐ウギ フウキ‐は、自室の棚から、一篇の手記を見つける。

封鬼の記憶にないそれには、ある一人の患者の独白が記されてあった。

この作品のタグ

作品レビュー

恢影 空論
恢影 空論さん
【作品】他人感染性私症候群についてのレビュー

レビュー初心者、というか初めてですが、この作品についてはどうしても書きたくなったのでちょっとペラペラと薄っぺらくレビューしてみます(笑)

なんと言いますか……評価のしようがないほど異質な作品です。この作品において、文章や文法がおかしいとかいう議論はまったく無意味です。

私、おかしい私、おかしくない私、おかしくないと思っているおかしい私……

タイトル通り、『私』に感染されていく話です。途中でゲシュタルト崩壊するのは必須事項。

それも、単なるアイデンティティや二重人格、統合失調症なんて言葉では割り切れないものを感じます。これからの展開が気になります。

この作品において、『私』は病気です。それそのものが病原体です。私は『私』に押し潰されそうになります。私という存在の定義はあるはずなのに、私が『私』に覆されていく。私が私ではない『私』になっていく。これはまるで、人生における死のように、避けられない事態として立ち現れます。私は迫り来る『私』をただ指をくわえて(実際はどうにかしようとは思っているが、できていないというよりは踏み切れていないし、恐らく不可能なことを心のどこかで悟っているような……?)見つめることしかできません。

つまり。これは、私が死んでいく物語です。死を直視しようとする物語であり、それと同時にまったく別の、おかしくない『私』を創り出そうとする物語、生命創造の物語でもあるのです。

あ、なんか長ったらしくなりました……

とりあえず、面白いかどうかは読む人それぞれですが、本物の手記のように書き手の存在がヒシヒシと伝わり、異様な雰囲気を持っています。避けようのない事実として立ち塞がる、『私』の物語。これはある種の(小説というくくりという訳ではなく)芸術のような気がしました。

以上ですっ! 長くなってすいません! 偉そうにすいません! クレームは受け付ける所存ですゴメンなさいm(__)m ←

もっと見る

2013/06/05 21:57
コメント(1)

葵 アオイさんのその他の作品

この作品が入っているマイリスト

登録されているマイリストはありません

この作品の参加イベント

参加しているイベントはありません