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小説 詩・童話・絵本
東野詩会:春から夏へ
桜月 玖藍(おうづき くらん)
東野詩会イベ参加作品。Dグループ。
完結
13ページ
更新:2015/05/05
東野詩会イベント用作品。 このような企画、 本当に有難いです♪( ´▽`) ちょっと不満の残る作品になってしまいましたが、 私なりの、 春から夏へ を綴りました。 どうぞご覧ください。
ネタバレ
主催者です( ̄▽ ̄) 視覚に訴える詩集も今回のイベントでいくつか見てきましたが、ここは嗅覚に問いかける詩篇の数々が踊りますね。確かにこの季節、匂いの変化は顕著ですね。むさ苦しい都会に住むと、どうも鈍くなるので嫌気が差しますね。 緑の映える美しい詩です。色彩、香りと体全体を詩の窓口に変える技量には感服いたしました。素晴らしいですね。 参加ありがとうございます!
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情景が眼前に浮かんでくるような、印象的な描写が爽やかに描き出されて、あぜ道を横切る麦わら帽子、青空を気持ちよさそうに泳ぐこいのぼり、散った桜をしり目に太陽へまっすぐ向かう向日葵が、一枚の油絵の中で歌をうたい、それに合わせてバイオリンやピアノの音が聴こえてきます。 我々読者が絵の飾られた部屋で行われる演奏会の観客になったように思いました。 芸術的空間にのめり込んだような、優雅なひとときを提供していただき、ありがとうございます!
『春夏秋冬交響曲~前編~』あとがきにもありましたが、後編もまたいつか読めるのでしょうか。楽しみにしていますね。 全体的に、その場面を切り取ってこちら側に見せてくれるような描写がとても丁寧で上手いなあと思いました。 間の取り方とか言葉の選び方とか、感性が豊かなんでしょうね。 夏の煌めく日差しの中で、おじいさんと少女とか、バイオリンを奏でる男の子、弟の手を引く少女、公園で手を振る君……そこに向日葵やこいのぼりなどの色彩が相まって、きらきらとした映像が浮かんでくるようでした。 爽快感のある作品に出会えてとても嬉しいです。
順位:23位
スター:23