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光と闇

小説 ファンタジー

光と闇

青泉 真

(9)

光の子と闇の子、対局の環境で産まれた二人の物語。

連載中

401ページ

更新:2018/04/19

コメント:一日一回更新(18時)に戻りますm(_ _)m

説明

光の子は祝福されて産まれ育ち
闇の子は迫害されて産まれ育つ。

そんな対極な二人のお話。

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作品レビュー

メイショウハヤオウ
メイショウハヤオウさん
【作品】光と闇についてのレビュー

ネタバレ

更新分まで読みました。まずは、読者としての感想を述べさせていただきます。

297ページが殊更にもったいない。

二つの明らかにことなる世界線が同じ時間軸の上に存在していて、日本からみてどこにあるかわからない『もうひとつの世界』の存在は、読者にとって、この物語中大きな謎のひとつです。

世界観があえて曖昧に作られているファンタジー系の物語は、ある種ミステリーのようなものです。物語の進行と共に謎が解けていく。人間関係や個々の持つ能力の特徴はもちろんファンタジーの核ですが、それらも大局的に見れば作中の問題を解くためのヒント、ということになります。この物語の場合、現状で言えば、二つの世界、灰の子、光の子、闇の子が交わったとき、果たしてどのような化学反応が起きるのか、それが当面の『答え』であり、読者はその回答を導くためにストーリーを読み進めます。

そんな中で、託叶くんと南くんが、その謎の核心に『図書館で偶然見つけた本』で迫るというのは、かなり良くできた展開でした。それは、物語中の登場人物にとっては些細で何の意味もなさない情報でしたが、読者にとってはほぼ『答え』のようなものです。それが真実答えであろうがなかろうが構わなくて、あの時点で読者は『失踪した奴隷』が『闇の子』たちの生きる世界線の住人、彼らそのものであることに、

絶対に気づきます。

そうなのだ、と思わせておけば、作者としては勝利でしょう。その時点で読者にとっては『未確定の確信』です。そうには違いないが、まだはっきりしない……という感覚でしょうか。

それが最終的に、裏切られれば「あっ、まさかそういう展開に」という感心を得られますし(≒ミスリード)、そのままであれば「あの伏線はやっぱりそういうことだったのか」という全うな感心を得られます。

それが、物語の『伏線回収』というものだからです。意味の曖昧なものが、確実な意味を持つ瞬間、それが読者のエクスタシーを誘うものだと考えます。

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2018/03/14 13:43
コメント(2)

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