二分の一の倖せ

オレ達ははじめから、半分ずつしか生を与えられない子供だったのだ。

FARADON

17分 (9,963文字)

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あらすじ

存在を否定され、生まれなかった子供として扱われる双子の兄弟。 愛しているのか。憎んでいるのか。 それすらもわからない。 ただ、お互いだけが自分の片割れなのだということだけは知っている。 これは、自サ

感想・レビュー 4

絶妙なシリアスに浸れる。

母に愛された兄と息子とすら思われていなかった弟。父も然り、片方を嫌う境遇と共に、兄弟間にある妬みも情緒的に描かれていて個人的に好みです。 母からの愛情を感じられず、略奪者である兄を憎む心理的動きと、兄
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こんにちは、作品読ませていただきました。 様々な問題を抱えつつも、 兄にとって弟は弟。 弟にとって兄は兄。 子供にとって母親は母親なんですね。 物語は弟さんの視点で進みますが、お兄さんの方からも嫉妬
ネタバレあり
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切ない物語に心を打たれました。私の近い友人に双子でそっくりの兄弟がいるので余計に想像しやすかったです。 双子の生き方を筆者様の様な視点で捉えられる感性が素晴らしいと思いました。 ストーリーとしては
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