琥珀

「きっと、この純愛に涙する」第一回 氷室冴子 青春文学賞 応募作品

津蔵坂あけび

恋愛 完結
1時間40分 (59,918文字)
琥珀、それは永久に刻まれる美しい痛み。

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あらすじ

 皆瀬空太(みなせ そらた)は同じ高校の霧島千尋(きりしま ちひろ)に、どこか淡い憧れを抱いていた。ふたりは特に恋人らしいことはせず、ただ純粋に他愛もないやり取りをしながら、互いに想いを寄せていた。そ

感想・レビュー 3

最初は一章一章が長く感じたのですが、読み進めるうちに世界に引き込まれ、長さが気にならなく、むしろちょうどいい長さだと感じました。 最終章では、琥珀を用いて彼女との別れを思うシーンの「死にながら僕の胸の
ネタバレあり
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(応援) 『読み終えるのがもったいない!号泣必至の切ないラブストーリー。』  あとどれくらいの時間この作品を読んでいられるのだろう。気付くとそんな事を考えながら読んでいました。そして読み終わった時、
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 始めの一段落から文章に引き込まれます。 「冬枯れの枝に蒼い芽が、人目を忍んで産声を上げる。それが膨らめば、春だと人は言う。でもいつからが、本当に春なのか。カレンダーは三月から春だと言っている。でも
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