10秒後の近未来

サークル〈書き読み読む読も〉同一タイトル企画

二瀬幸三郎

SF 完結
16分 (9,024文字)
再挑戦ならず……

55 7,840

あらすじ

世界に衝撃を与えた〈未来予知プログラム〉―― その開発の裏に隠された真実―― そしてそれは、[未完成]な研究から生まれたものだった。 自らの実績を奪われながらも、男はひたすらに[方程式]を書き続ける。

感想・レビュー 4

深い

一言で言えば、もの凄く深いお話でした。 未来は不確定なもの故、どういう形を辿るかは誰にも分からない。 時輪程の人物ならば当然その事も分かっており、最悪の場合はみくるに逢えない事も想定出来た筈なのに
ネタバレあり
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やばい 涙が止まらない 感動なのか、時輪氏の哀れなのか・・・ 恋しい女のためだけに自分をかけられるなんて 物語を激しく揺さぶるような少し乱暴にも取れる話の運びが より男のロマンを強く感じる。
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10秒後の未来にタイムリープしてみたいですか。 そんなことに何の意味があると笑われる方にこそ、読んでいただきたい作品です。 わずか10秒後。 けれどもそれを渇望する天才研究者のほぼすべての人生
ネタバレあり
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