君に手向けし梅ヶ枝

悪霊となった菅原道真を巡る、「お返し」のショートストーリー

そんぶれろ

13分 (7,759文字)
書くほどに、色々な「お返し」があるって気づかされました。(;^ω^)

39 3,575

あらすじ

時は平安時代、不思議な力を持つ舞手・悠月の下に、八重という女が訪ねて来た。彼女は菅原道真の元家人で、今は鳴神となって都を襲い続けるその人の魂を鎮める為、手伝って欲しいという。 暇つぶしに成り行きでつい

感想・レビュー 3

おかえりなさい

今作は、舞の名手が帝と繋がりを持てる清雅な時代の物語です。 確かな時代背景が、心にすっと溶けこんでくる美しい文体で紡がれています。 素敵だなあ(✿ꈍᴗꈍ✿)何故もっと早くに拝読しなかったのだろうかと
2件2件

映像が目に浮かぶ描写。

にもかかわらず、作品の印象は、儚く美しい。 歌で終わるのも、わたし好み。 楽しませていただきました。
1件2件

読み応えのある怪異譚

きちんとした裏付けで書かれているようにお見受けしました。 ですから物語に芯がしっかり通っていて、ついつい読み進みました。 かといって決して重くなく、軽やかに風雅に引き込まれてゆきます。 僕も飛梅伝説
1件1件