立花 柊

 はじめまして。  レビューサークルより、馳せ参じました。読了につき、早速レビューをさせていただきます。  文章力、語彙力、構成力、設定、どれも高水準です。誤字の一つや二つはどの作品にも見られるのですが、本作品は読んでいた限りでは見当たらなかったですし、キャラも立っていることから、作者様の力量を感じます。  つまり「その辺りは突っ込みどころが私には見当たらない」というこです。  題材は宗教や善悪観念、倫理に関係しています。こういった題材は好みなのですが、少し物足りなさを感じました。  根本的に宗教感が違う私は、神の定義が出てこないので「ああ、そういう設定なんだ」と納得できなかった。説得力のある解説がほしかったです。  主人公のリスタチア様への信仰心は何故あるかのかが、正直謎でした。序盤に設定は出しておいたほうが、読み捨てがなくて良いと思います。  あとは、齢15にして主人公が人殺しを行うに足り得る信仰心を得たときの、エピソードが必要かと思います。  まあ、そういった個人の主観は省いても、本作品の出来は素晴らしいと思います。欲を言えば、情景描写が足りなくて、場面場面のイメージができなかった点と、ラストがやっつけ仕事に見えてしまう点ですね。  主人公の恋の行方とか、書いてないのは消化不良になりそうです。読者に想像させて、仄めかすようなラストは良いとは思うですが......      役に立たないレビューで申し訳ないです。  それでは、失礼します。  
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レビューありがとうございます! 世界設定が読者様に伝わらない、受け入れにくいというのは課題と感じました。なにごともそうですが、物事を裏付けるには抽象的な説明と具体例あってこそですから。私の場合、そこが欠けていたのかなと思います。 終わりかたにつきましては、アッサリしすぎていたかなと反省しています。頂いた意見も踏まえまして、伏線消化などしていきたいと思います。 最後までお読みいただき、ありがとうございました! この時間が無為ではない、有意義なものになっているよう、これからも努力します。

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