優輝

サークルより、ご依頼ありがとうございます。お時間いただきすみません。 五章まで読ませていただきました。まず私個人の趣味嗜好の問題で、設定や世界観に溶け込めるまでが十分に楽しめないという理由から元々ファンタジーカテが苦手であるという事を先にお伝えしておきますね。以下気付いた点をお伝えしてまいりますが、それを踏まえた上で納得された所だけ参考にしていただけたらと思います。 結論先に言いますと、個人的には五章から面白くなりました。なら先も読めって話ですが^^; お待たせしてしまっているしレビューもかなり長くなったので打ち切りました、スミマセン。初めの方が設定説明や人物紹介に終始するのは仕方ない事かと思いますが、前半は少し退屈でした。先にお伝えしている私がファンタジーを苦手としている所も原因なので、その点は他の方のご意見を聞いてみてくださいね。 視点移動ありの一人称ですが、五章までで視点が移動したページ数の割合から考えると視点移動無しの方が読みやすいような気はしました。三章冒頭施設の説明やライノの立場、双子姉の紹介などは主人公視点でも描けます。四章で主人公を追って崖から3人が飛び降りるシーンは主人公視点では描けないですが、後の主人公のピンチの時に良いタイミングで「助けが来る」ことが予想出来てしまうので、戦闘後に聞いた話として主人公視点での描写(会話としてでも)でも良いような気がしました。これは六章以降に別視点(完全別行動中の蓮や詠美など)が挿入されるのであればこの限りではありませんが。 一人称ですが心理描写以外の文体にあまり違いが見られない気がします。格別に心理描写が多いという訳でもないですし、視点移動をこの先も挟むおつもりなら、一人称寄りの三人称の方がしっくり来るのではないかと個人的には感じました。現状の地の文(心理描写以外)は視点の主を「俺」という表記から名前に置き換えるだけで三人称の語り口に非常に近いように思います。 一人称での描写は、同じ風景・シーンでも視点の主が変われば見えるモノ・感じ方が違うはず。もちろん語調も。このまま視点移動ありの一人称で行かれるのならば、そのあたりをもう少し意識して大げさなくらいに書き分けるようにされると良いかと。元々の作者様の書き方があるので、自分では大げさと思うくらいじゃないと違いは出ないかも^^; 文字数制限。残りは追加コメへ。
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キーパーソンであるはずの蓮と詠美の存在感がやや薄い気がします。実質登場しているのは(五章まででは)二章だけなので仕方ないですが、主人公の心理描写を通してその場にいない時にも2人の存在感を出す様にしなければ、ディアを捨てて(?)探しに行く意義が薄れてしまうかと。三章以降で出てくるディアで出会ったキャラとの絆が深ければ深いほど尚更。三章以降先に進むにつれて、蓮と詠美の印象がどんどん弱くなってしまっている様に思います。 以下、章ごとに感じた点をお伝えします。 ○一章について。 全体的にシリアスシーンが続く中にぶっこまれる主人公の一人ツッコみやらウケを狙ったネタ?(急所とかモテ指数とか、このシーン
○一章について。続き 死んだと思い込んでいた2人が生きているかも知れないという思考の変化は、後のシーンを読まないと意味が分からないかもしれません。他にも「もーちゃん」にしても「魂の精練」にしても、後を読まないと詳細が分からないことが多いので……。時間軸を入れ替えたのは正解だと思いますが、世界観や設定が謎のままストーリーがどんどん進んでしまうのを【伏線】と捉えて続きに興味を持つか【後から修正を加えた痕跡】と見るか(トップページで順番を入れ替えた事が明記してありますから)、微妙なライン(読み手によって分かれるところ)かと思います。(余談ですが一章ではなく二章の方で名前に振り仮名があるのも修正の痕跡
○二章について。続き スコアとか能力と言う言葉がこの章から出てきますが、異世界設定なのか未来設定なのかよく分かりませんでした。あまりにも日常シーンの背景的な描写が普通(未来っぽさも異世界っぽさもなく現代日本風?)なので。……どうせすぐにガーデンに飛ばされてしまうので大した問題じゃないのかも知れないですが。案内人の真紅の目とかは異世界設定なら普通かもしれないけど未来設定なら普通ではないっぽいな、とか、細かい部分に多少疑問が出る程度ですから。 案内人の服装について、施設の入口まで案内に出てきたのと地下で演説をした燕尾服+シルクハットの男が同一人物だとしたら、能力検査の案内係としてはその恰好は大そ
○三章について。続き 出会いの章なのに出会いのシーンは描かれておらず、個人的には終始設定と状況説明(及び新キャラの紹介)で終わったように感じました。 表紙絵にも入ってくるくらいの重要人物であろう双子との出会いのシーンがなく、たった一週間で既に絆が芽生えている状態なのは勿体ない気がします。 腐れ縁の離れ離れになっている学友2人の重要性が、突然出てきた双子におされて薄れてしまっているようにも感じます。 すぐにでも蓮、詠美を探しに行きたいだろう主人公としては、訓練の邪魔になる双子(特に妹)の存在を最初は迷惑に思うのでは?博愛主義者だとしたら辻褄は合いますが、それこそ蓮、詠美の存在感が(主人公視点で進
○四章について。続き 双子姉の能力ですが、着ぐるみを作ることでは?あの戦闘中に能力【動物愛好の賜物】を発動する必要があったのかが(次の章の説明を読んでも)いまいち理解できませんでした。既に着ぐるみ着用済なので、妹の【縄張り争い】を発動すれば済むのではないかと。その後にそれぞれの動物の特殊能力を発動するのは分かるのですが。 ○五章について ヒト型……!こけし型=ヒト型……! あ、すみません。これ特に指摘とかではないんですが、単純に衝撃を受けて笑ってしまいました(笑)正直この作品中一番のツボでしたw←全然狙ったトコではないと思うのですが……スミマセン。 医務室から出た後双子が戦う決意をして結束

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