有坂 悠

まず始めに、土下座をしてよよよよと謝罪してから感想を述べさせて頂きます。 はっきり言って私は、古典に疎い! 日本史は中学で習った程度の知識しかなく、高校では専ら世界史専攻。 もう本当に何の常識も持っておらず、【落窪姫】と言われてもサッパリ。 中将や中納言や大納言やなんやという『位』に関してもちんぷんかんぷん。 というわけで、申し訳ありません。 私はこの作品を、『小説』としてまっさらの頭で読みました。 結論。 事前知識無しでもとーーっても愉快痛快なシンデレラストーリーとして、最高に楽しめます! 北の方の半端ない性根の悪さはむしろ笑えるほど徹底しているし。 また対照的に落窪姫の天使のような心には感服させられるし。 姫を支える周囲の人々も、愛に満ちている。 優しさや親切、綺麗な心ばかりでは、裏切られたりバカを見たりする事もあるけれど。 それでも揺るぎない清らかさは、最後には人の心を動かして、浄化してくれるものなんだなと。 私も、落窪姫のような心を持ちたいと。 強く強く思える作品でした。 古典に疎い人間代表として、ぜひ古典素人様にもこの作品の一読をお薦めします!
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いやいや、土下座とかしないでくださいー(>_<) そんな風にまっさらな状態で読んで下さったことは、とってもとっても嬉しいことです♪ 古典好きじゃなくても楽しんでもらう事が出来るのだと、自信を頂きました。 私も落窪姫のように清らかに。でも時々北の方のようにふてぶてしく、頑張りたいと思います♪ 素敵なレビューありがとうございましたヾ(o´∀`o)ノ
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