山葵沢

一般的なホラーは読み終えた後にトイレに行けなくなったり、シャワーで目を閉じれなくなるなどの恐怖心が芽生えますが、この作品に関してはなぜか安心感を覚えました。それは決して悪い意味でなく、しっかりしたストーリーとひでもこさん十八番な伏線の回収が行われているから、良くありがちな『解決しないホラー』とは違います。ではホラーとしての怖さはどうかと言えば、例えばキョウヤや両親の死などはナオヤにとって有り得ない恐怖であり、読み手も『これ、もしかしたらみんな死んじゃうのか』的な絶望感に襲われます。映画やドラマみたいな視聴覚に訴えるものではないので、この『身近な人間が次々と死んでいく事に対する焦り・絶望・恐怖』がイメージとして強く伝わるのも作者の表現力の素晴らしさです。
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すいません。お忙しいであろうはずなのにわざわざレビューありがとうございました! 頂いたレビューで改めて気が付かされた事がありまして。 私、『解決しないホラー』が大嫌いだったんです。すっきり終わるホラ

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