蒼兎。

遅くなりました。兎評価です。 ストーリー C+ 短編で短くするためか、非常に早足で、かつ視点がコロコロ変わってしまうため、恐怖感が皆無。ホラーでは多視点は定石ですが、それが裏目に出てしまった印象です。 キャラクター B 前述したように早足かつ一人一人が短いので特徴が死んでしまっています。かつ叫び声や恐怖を感じている様が似たり寄ったりで、尚更無個性に拍車をかけている。それならば、視点を一人にした方が良かったかも。 表現 B 怖さを表現する為の演出が裏目に出過ぎていると思いました。特に叫び声が恐怖感を削ぐ事に。どうすれば読み手が恐怖を感じるかを良く考えて欲しかった。あと男の子ということなのに『なんばしょっとね』は若干違和感。『なにしてるの?』とかの方がよかったかも。 総合 B 題材としては恐怖を感じるには充分なのに、書き方で恐怖がむしろギャグに近くなってしまっているのが非常に残念な所。宣言通り後味の悪い終わり方にはなっているのでその分は加点しました。

この投稿に対するコメントはありません