エブリスタ
さがす
本棚
通知
メニュー
コメント
シュレーディンガーの猫に捧げる恋の歌
希胡桃 音葉
2013/7/17 3:51
この作品はただの恋愛小説ではない。 ものの見事に騙されました。なるほど、確かに恋愛とミステリーだと思いました。 描写も細かく、そして独特で、読んでいて飽きさせない。 非常に哲学的に交わされる会話も、小難しいながらに実に面白く、世界観を作り上げています。 登場人物も個性的で、特に千葉出身の大宮のキャラクター性は最高でした。 作者様のファンタジー過去作に共通していた雰囲気が、現代設定の恋愛作品にも表れているのはすごいと思いました。 青春、恋愛、哲学、そしてミステリー。 かなりレベルの高い作品に仕上がっていますね。 文章力も問題ないので、ケータイ小説というよりは、普通に書籍を読んでいるような感覚で楽しむことができました。
いいね
コメント
この投稿に対するコメントはありません
希胡桃 音葉