詠波-UTAHA-

女性らしいしとやかさや可愛らしさ、それと同時に芯のある強さを、それぞれの詩の中に感じますね。しっかりと地に足をつけ、夜空の星に向かって濁りない瞳をまっすぐに向けている人のイメージが、詩集を通して頭の中に浮かびました。 「金魚」は楽しい縁日が終わってから、一転して猫に金魚がさらわれてしまいます。「悲しき姿 鏡のよう」で、同じように相手を失った(こちらは死ではないと思われますが)飼い主の辛い気持ちが伝わってきて、胸がしめつけられる思いでした。 「金魚」の詩で個人的に特筆したいのは、最後の一節。 ラストの「立ち上がろう!」という前向きな思いに至るまでに、彼女はどれだけの苦しみや悲しみを乗り越えてきたのでしょう。一つ一つの答えを出すために流れたであろう涙の数々に、つい思いを馳せてしまいました。 辛い経験を乗り越えたからこそ、今の自分の強さがある。 そう励まされたような気がしました♪
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素敵なレビューをありがとうございました。 詩を書きはじめて漸く2ヶ月、なるほど「前向きな思いに至るまでに、彼女はどれだけの苦しみや悲しみを乗り越えてきたのか」もう少し推敲しても良かったですね。 これからまた勉強していきたいと思います。 「辛い経験を乗り越えたからこそ、今の自分の強さがある。」←これ、直接うたってはおりませんが、常に思っていることの一つです。 ご丁寧で温かなレビューをありがとうございました✨

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