真(シン)

正に純文学!芸術作品です!! そう思わせるくらい、美しさと感動で、満ち溢れる作品でした。 壬生狼と恐れられた新撰組。 しかし彼らも人間、悩み多き青年達の集まりです。 人を愛する気持ちと、隊士としての責任を、全うしようとする願い。 その狭間で揺れる思い。 その愛と苦悩を、実在した 『石井 秩』と言う、名も無き女性の視点から、見事に描ききっています。 そして秩も、購えない運命へと導かれる! 優しい京言葉と、穏やかな京風情が、全文を包み込み、とても読み易い作品でした。 そして… 恥ずかしながら、号泣の連続でした。 この作品は《新撰組秘話…哀歌》 として、永く残して欲しい。 そう願ってやみません。 まだ、読まれていない方は… どうぞ、ページを捲って下さい。 忘れられない感動が、あなたを待っています。 《君影草に願う 愛し君と》は コバルト文庫賞へ参加する為に、書き下ろされました。 あの短期間で、これだけの傑作を生み出した。 その作者の情熱と魂が、ひしひしと伝わってきます。 《集英社コバルト文庫賞    決勝出場作品》 選ばれて当然の《名作》です!
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