【コメント】

君影草に願う　ー愛し君とー

新撰組を題材に書かれた作品なのですが、読み進めていくなかで、これはひとりの女性の物語なのだということがしっかりと伝わってきました。私は予備知識が全くなく、まさかこういう結末だとは思ってなくて(沖田さんが死ぬものだと思ってた)、残される身の切なさを想像してたのに、残す身の辛さを読むことになるとは……。思わず泣いてしまいました。上手くレビュー書けないのがもどかしいのですが、辛くて悲しくて切なくて、だけど懸命に生きた女性の強さと、彼女を取り囲む人達の暖かさに胸が暖かくなる、そんな作品でした。

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