多くを語らないのに情景や心情、それぞれの想いがじんわりと心に届いてくる作品。 何度も何度も読み返して、泣いた。 受験には合格してほしい、だけど合格したら離れなければならない。 わかっているからこそ言葉にできない想いや強がりや不安が、静かに伝わってくる。 大人から見たらたった1年。だけど、2人にとっては長くて先の見えない1年。 どうなるのかはまだ誰にもわからないけれど… このお話の結末のように、これから先の2人の人生の中で17歳と18歳の2人の日々が優しく思いだせたらいいなと、そう思う。 頑張れ。きっと未来は2人にとって優しくて温かいから。
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