Louis

とても面白く、一気に読んでしまいました。 一人の剣客、新選組の沖田総司の中に居る「総司」と「留香」。 留香は突然「総司」の中に現れます。平成の世にいる39歳の大阪出身の主婦、そんな彼女と総司とその存在に気付いた土方含め周囲の人物達。 まだ精神的にも未熟な総司を内側から支える留香。彼女の視点から見た幕末や、それぞれの葛藤も見ものです。 作中にビリー・ミリガンと言う表現が出て来ますが、確かに現在はビリー・ミリガン状態(笑)。最初は意思の疎通が出来ていた総司と留香。それがある事がきっかけでお互いを見失ってしまう。果たして留香と総司は元の状態に戻れるのでしょうか? 史実に沿った、人物の細かい心情を描いた素敵なお話です。 お話の続きが楽しみです!
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