杉宮海翔

クッソ難しくてクッソ怖い作品。言葉が汚いが、狂気染みた彼の世界観はまさにリアリティを追い掛けたシュールレアリスム。 ミステリーチックな中に純然たる怪異が、不可思議が存在している。 短編にも関わらずバッチリ描写が組み込まれていて、そのどれもが身震いする程の臨場感を醸し出している。人間とはかくも怖い生物だったのかと震える自分がいる。その狂気からはもう逃れる事は出来ない。 人を選びそうな秀作。何が怖いかと問われれば、私はこの作品を自信を持ってオススメしよう。

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