柴谷 潤

この物語のヒロイン七瀬の魅力は一言で言えば「強さ」だと思います。 それは母親を早く亡くしたこと、長女であること、等によって、無理をしながらでも形成されてきた「強さ」です。 それは時として空回りしてしまうけれど、それを根底にした思い切りの良さに、思わず拍手しつつ、読ませていただいていました。 そして、素直に「ありがとう」が言える七瀬に惹かれていく圭悟の、強さと高潔さに、またもや拍手でした。 また、注目すべきは七瀬のお父さん!こんな素敵な人はなかなかいません。 お父さん、これからも体調気をつけて、娘たちのこと、見守っていてくださいね。 キララさんの作品は、いつも爽やかです。今度もハワイの乾いた風を感じることができて、幸せな気分でした。 個人的には「大福」のくだり、とても好きでした。 ありがとうございました。
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柴谷さん『太陽に』に続き、素敵なレビューを頂きまして本当にありがとうございます。 何だか申し訳ない位です… 実は私も七瀬同様、旅行会社に務めていました。上司の不倫騒動による退職も、旅行業務に纏わるエピソードも全て実話です。 そして、私もホノルル支店で短期間ではありますが働いていました。 そして、身内が電気会社を経営しています(笑)こんな訳で実話を織り込んでの話となりました。 七瀬の強さは、弱さとの隣り合わせで。それを見抜き、補ってくれるには、圭悟が欠かせぬ役となりました。 綺麗事を並べているだけではないか…と、連載当時…とても悩みましたが…最後まで読んで下さった感想を、その様に仰っ
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石川 キララ さま コメントありがとうございました。 旅行業界も色々あるんですね。すごくリアリティありました。キララさんの作品の良いところは、仕事とそれ以外のバランスが絶妙なところです。 ・・・・ってそれは私の個人的な考えですけど。 案外それは難しくて、「生きてる」人間を書くには不可欠なんですけど、仕事ばっかり、ご飯ばっかり、というのもなんかつらいし。だからといってラブシーンばっかりというのも・・・・ねえ😃 それから今回特に思ったのは、心理描写の巧みさでした。七瀬の心情をいつの間にか理解している自分がいて、知らず知らずに引き込まれていることに気づきました。 この
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