いちた

──『100年後の教科書に載る作品』 僕はこの作品の大ファンになりました。 僕が省庁のお役人なら、直訴してこの作品を載せるように頼みますね! 国の宝たる少年少女にこの作品を読ませて欲しい。 見せ掛けだけの友情に囚われず、真に人の為に生きることの『意味』を知る事が出来ます。 失われた日本の『和』の心。 蒼き瞳に宿る武士の魂。 北欧のノルウェー──あの有名な『ソグネフィヨルド』で見事に再現されましたね。 青春小説の名手【門一】さんとパステルイラストの魔術師【冨士美ころね】さんのエブリスタに誇る超合作。 ──【真夏の夜の右手】 見所は、前のお二方も記載されている通りマルクスとアルベルトの友情です。 少しだけ記載されていない序盤のあらすじをご紹介します。 幼いマルクスは、サヴァン症候群(ある特定の分野だけ天才的な才能を持つ病気)の兆候が見られていた。 彼はずばぬけた記憶力の為に、憶えなくていい人の負の感情まで感じ取り、それを永遠と心に刻んでしまう。 ある日、彼が通う学校に日本人の転校生がやってきた。 友達はマルクスの病気を知り、本で読んだ武士の心得を伝えた。 それは世界に誇る日本の『慈しみ』の心であり、幼き少年マルクスの闇は祓われた。 しかし、その日本人の少年は……。  アルベルトとの運命的な出会い。  天才少年が、無くした記憶、病気により見えない右手、そして思春期独特の“アノ”葛藤。  真実の友情と右手の指輪から始まる……大仕掛けの表紙トリック。 文化圏の違うという羅漢丸さんのお話通り、見事に書いて、描きあげましたね、お二人とも。 時折入る現地の言葉、思わずオンライン辞書で調べました! 調べた読者だけがムフフになれますね…恥ずかしいのも◎。 あ、すいません。 ↓のダックさんの素晴らしいレビューの最後です! だ、ダサいなんてとんでもない! このような名作を書く作者様が、新人さんみたいな真似はしません! これは作者の【門一】さんが僕達読者に対して『お前らコレ(作品)でぶっ翔べよ』っていう意味だと思います! 大体、“fly”って動詞じゃないですか! 命令形、命令形ですよ!! 衝撃を受けたんですよね、ダックさんも!僕は夢中で読んでて携帯の電池が飛びましたよ! キメセリフならぬキメエンドなんですから。静かに幕を閉じる物語との対比は見事でした! 作者様ありがとう!! ★
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