Satori

物事の考察と思想を綴るものをエッセイと定義するならば、『遊歩道』はその定義に則った素晴らしいエッセイであると言える。 散歩の為に作られた道を遊歩道という。 時には道を外れて休息し、振り返って道を眺める。過去を見つめて未来を想像し、自然に触れ穏やかな気持ちを取り戻してから人に伝える。 頭の中には書かれている言葉以上に多くの思考があるのだろう。 その中には、ここで綴られない多くの感情もあっただろう。 言葉を直接的にしないことで、彼女の文章は、彼女とかけ離れた思考を持つ読み手の胸にも、すっと溶け込んでいく。 自分と異なるものを受け容れることは難しいとされる中、このエッセイは『受け容れさせること』を当たり前のようにやってのける。 意識的にそうしていれば、それは彼女の知恵であり、無意識的にそうなっているのであればそれは、彼女の優しさであるように思う。 1年間おつかれさまでした。 素直に、また君のエッセイが読みたいと思っています。
6件・1件
Satoriさま☆ 不意打ちのレビューにびっくりしました。 まさかエッセイにこんな素敵なレビューを貰えるなんて思ってもなかったので!w 正直ほんと涙がでましたよ(ノ_・。) この一年間を振り返ってみると、常に私はあなたに支えられてきたように思います。 エッセイって、小説とは違って個人的思想や人格がでてしまうものなので、自分の発した言葉を相手がどう受けとめるか。 と、いうのはよく考えましたねぇ。 でもサトリさんはなんでも私のことを見抜いているので分かっていると思いますが、かえってそこを考えすぎて書けなかったりw バカですよね。 エッセイなんでもっと、さらっとじゃかじゃか書けばいいのに!
5件

/1ページ

1件