桜未都

もしもこの物語が書籍として手元にあったならば、読み終えた後に本を閉じ、その薄さに違和感を感じて、もう一度本を開くのでしょう。 ページ数や文字量と、内容の厚みが明らかに比例していないはずなのに、広い時間の物語は綺麗な終わりを迎えている。 本当に不思議です。 どうやったらこんなにも的確に、最短ルートを辿る物語を描けるのか。 壮大でありながら、胸に残るものはギュッと凝縮されています。 読み終えた後には必ず、大きな深呼吸をさせられる事でしょう。 見えない何かに撃たれたような、衝撃と後味が残りました。 とても素敵な作品でした。 ありがとうございました。
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レビューありがとうございます。 見えない何かなどおっしゃって頂けて大変恐縮です。 途中、もっとボリュームを持たせようと思いましたが、これくらいの描写で締めなければというバランスに苦労しました。 ありがとうございました。

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