高橋龍也

まるで黒澤清監督作品を観ているような感覚になりました 叙情的でありながら、どこかドライで個性を感じさせない主人公 そんな主人公が魅了されるリュウコさんの歌は、圧倒的な違和感を内包する不気味さを孕み、恐怖というよりも嫌悪感を覚えます そして核心に迫るにつれて見えてくる、大いなる謎の答え 白い靄のように思えた物は、実は深い闇のどん底だったんですね 人は明るい未来に希望を抱くのと同様に、深淵の淵にも惹かれていくものだという事を、脳天に叩きつけられたような気がしました  

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