参った・・・! 読み終わった後の、偽らざる感想です。 物語が成立するのか分からない元レヴューから、導き出された作品とは思えません。 まるで、多数さんが、多数さんの意志で著わした作品の様に感じます。 物語は何というのか・・・ハードSFなんですよね、きっと・・・。 乾いた様な、それでいて物悲しい感覚は、『ネヴィル・シュート』の『渚にて』をふと思い出しました。 情報屋の優しさと、二人の愛情に感動しました。 ラストで麦子が流す涙・・・過去から未来へと永劫に続く情報の連鎖と人だけが持つ記憶の象徴の様な気がしました。 素敵な作品を有難うございました。 いや・・・マジで感動しました。 新田 遼 拝
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流石の豪華メンバーレビュアーたちは一見すると物語としては成立しなさそうなレビューを書いておきながら、随所にヒントや優しさをちりばめておいてくれたように感じています。 また素晴らしい挿絵があったからこその、麦子の涙だったりもしますので、本当に僕だけでは書けない物語だったと思います。 「渚にて」は未読なのですが、この機会に読んでみたいです。 素敵なレビューを有難うございました。

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