美森 萠

ライオンのように気高く美しい沙羅の親友でありながら、自分のことを沙羅を取り巻く男の子たちと同等の存在であると思い込んでいる菜々子。 彼女の苦しさの原因は、そこにあるのかもしれないですね。 沙羅の行動は、菜々子の気持ちを試しているかのようにも見えますが、沙羅は本心をはっきり見せようとはしない。 女の子同士の駆け引きの危うさに、胸が高鳴り、釘付けになってしまいました。 そして最後の、沙羅が菜々子の元から去っていくシーン。 短い文章で綴られた沙羅の描写は本当に美しく、実際に自分が菜々子になって、沙羅の後姿を見送っているような気分になりました。 たったの6pなのに、はなさんの織り成す世界は深く美しく、気がつけば、どっぷりとはまり込んでいました。素敵な作品をありがとうございました。
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美森さーん!素敵なレビューをありがとうございます。参加出来たのも美森さんのおかげです。一気に書いた(笑)。すごく楽しかったです。滞りまくりの作品の方も頑張らねば……と、思いつつ、イベの作品読みに行ってきます!
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