しましま

本当に無理を言って書いていただいた物語。 しかも、お願いしたのは完結の五日前……。 こんな短時間で、このクオリティのお話をかき上げる力量に、改めて感嘆しております! 恥ずかしながら、このお話を読み始めて勉強しましたが。 笙を好んだ尊氏。その笙は鳳笙とも言われる、鳳凰に見立てられたもの。 その鳳凰を尊氏と直義に準えて、並び立たぬ両雄のすれ違いを本当に斬新な切り口で描いていると思います。 理想主義者の尊氏。 現実主義者の直義。 けれど確かに、心を寄せ合っていたこの兄弟が、何時何故すれ違うことになったのか。 現代に生きる私たちに、その真実は分かりません。 けれど「こうであっただろう」と推測し、妄想し、史実として残る出来事の隙を埋めていくことで紡がれるのが、歴史物語。 このお話で、新たな歴史の一ページを見た。 そんな気分を堪能することが出来ました。 不躾なリクエストに全力で答えて頂き、本当にありがとうございます。 何度も何度も、読み返したいと思います。
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思いつきで書いた小説に、大変心のこもった素敵なレビューをありがとうございました! もともと南北朝時代は好きだったのですが、リクエスト頂かなければ小説にすることはなかったと思います。この時代に挑戦する機会を与えて頂きましたことに、感謝申し上げます。 尊氏の意外性といえば笙が趣味だったこと。リクエストを頂いて、最初に頭に浮かんだのが、この尊氏の趣味でした。それで、そのまま書き始めてしまった次第です。 物語の終着点も考えずに書き始めたので、最初から読み直すと、辻褄が合っていない可能性も? 今度は是非、長編で、この時代に挑戦してみたいなあと思いました。 最後までお付き合い下さり、あ

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