砂原雑音

鬼畜レビューをご所望、ということですので。 僭越ながら、自分のことは棚上げして書かせていただきます。 まず一回目読んで違和感を感じたのは真由の豹変ぶりでした。 どんでん返しや奇を衒った話はよくあるのに、なぜここで違和感を感じるのか。 最初わからず、何度か読み返しました。 プロットとしては全然アリな話なのに、二人のストーリーとして読み手に回ると、何か違和感があり真由の豹変が芝居がかってすら見える。 読み返して気付いたことは、伏線が足りなかったのではないか、ということです。 短編だから難しいとは思いますが、小さな、読んだときには気付かないような微々たる伏線でもいいので、それさえあればその後の文章、ストーリーにぐっと説得力が出たのではないかな、と思います。 本当に気になったのはそれだけで、心理、情景の描写は美しい。いつもながら綺麗な文章で、その場の空気感を言葉で伝えるのがとても上手で、だからこそその一点のみがとても惜しい、勿体ない。 なので★4つにさせていただきました。 何度でも言いますが文章力はさすがです。 二人の居る空間と同じ空気を吸っているかのような、情景の伝え方、勉強になりますがなかなか真似できるものではありません。 素敵な百合物語を、ありがとうございました。 愛してるぜみもりん(>_<)
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砂原雑音さま、『くればいいのに』にレビューをありがとうございました。 雑音さんが違和感を持たれた、真由の豹変。自分では、その前のシーンで真由が言葉を失くしたことなどで、その前兆を表現できていると思いこんでいました。しかし読み返してみると、確かに唐突で不思議な展開かもしれないですね。 今回は、ヒロイン梨沙の目線のみで描いており、梨沙は真由の気持ちには全く気づいていない設定なので、それで十分かな、と思っていました。 しかし読み手さんは、梨沙の語りを通して真由のことも見ているわけですから、例え一人称で書いていても、先の展開に納得できる事柄がないといけないですよね。書き手として、一番大切なことを
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そうそう。 前のシーンの、言葉を失くしたところ。 でもそれは、このシーンに直結しているので、伏線ならもうちょっと以前に欲しかったな……と。真由の気持ちに気付いてなくても、梨沙にほんの小さな違和感や何かを掴ませておくことで伏線に成り得るかな、と。 例え話になるのでまた後で別の場所でw 文章を飾ることは良いことです。 しかもみもりんのは印象的なのにごてごてしてなくて、すっと頭に入ってくる。 今度はみもりんの鬼レビュー待ってるから!うふふw
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